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手間要らずでプロジェクト管理ツール Redmine を導入する - VirtualBox 編 (その1)

Posted on:2011年1月22日 at 18:57

Web ベースのプロジェクト管理ツールである Redmin。

turnkey-redmine-11-0-install-19

さほど苦労せずに導入を行えるものであるが、ベースとなるサーバを用意して、Ruby/Rails 環境を準備して、DB 用意して・・・ など、それなりに時間を要する。

ここでは、Redmine を「まずは試してみたい」、「小規模なプロジェクトですぐにでも使いたい」、というような場合に、virtual appliance を使った手っ取り早く使い始められる方法をメモしておく。

手順としては、以下の流れとなる。

  1. 必要なものを準備する
  2. 新規に仮想マシンを作成する
  3. Redmine 仮想アプライアンスのインストールと起動

スクリーンショットの数が多くなったので、投稿を 2 回に分けることにした。この投稿では、上記手順の 2 まで記載する。

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Virtual Appliance を利用する

「手間要らず」で環境を作るために、virtual appliance を利用する。

A virtual appliance is a pre-integrated, self contained system that is made by combining a software application (e.g., server software) with just enough operating system for it to run optimally on industry standard hardware or a virtual machine (e.g., VMWare, VirtualBox, Xen HVM, KVM).

“What is a virtual appliance? TurnKey Linux Virtual Appliance Library”

必要なソフトウェアは全てインストール済みで、必要最低限の設定もすでに終えており、OS を起動してしまえばすぐにでも目的のアプリの利用が行える環境を OS のイメージ、または、仮想化マシンで提供しているものである。

提供しているところは幾つかあるが、ここでは、個人的に好みにしている TurnKey Linux の virtual appliance を利用する。

1. 必要なものを準備する

ここでの作業に必要なものは、以下の 2 点になる。

VirtualBox のインストールなどの説明は、他サイトで詳しく説明されているものがあるので、そちらを参照のこと。

Redmine の virtual appliance は、以下のページからダウンロードする。

turnkey redmine

DOWNLOAD 11.0 の部分から、turnkey-redmine-11.0-lucid-x86.iso をダウンロードしておく。

2. 新規に仮想マシンを作成する

まずは、Redmine の仮想マシンを VirtualBox で新規に作成していく。

create-virtual-machine-1

「仮想マシン名と OS タイプ」では、名前は識別し易い適当なものにしておく。 今回使用する TurnKey の仮想アプライアンスは、Ubuntu をベースに作成されているので、「OS タイプ」のオペレーティングシステムは Linux、バージョンは、Ubuntu を選択しておく。

create-virtual-machine-2

デフォルトの割り当てをそのまま使う。必要に応じて追加しておく。

create-virtual-machine-3

ここでは、新規にハードディスクを作成する。

create-virtual-machine-4

仮想ディスクを作成していく。

create-virtual-machine-5

ストレージは可変としてく。

create-virtual-machine-6

仮想ディスクを保存する場所を選択しておき、仮想ディスクの最大サイズを決めておく。ここでは、デフォルトの 8 GB のままとしているが、必要に応じて増加しておく。

create-virtual-machine-7

仮想ディスクの作成完了。「新規仮想マシンの作成」も完了としておく。

create-virtual-machine-8

Redmine 用の新しい仮想マシンが作成されている。

create-virtual-machine-9

ここで、仮想マシンの設定を幾つか行っておく。

まず、「システム」の設定にて、OS のブートオーダを変更しておく。ハードディスクが CD/DVD の上にくるようにしておく。

create-virtual-machine-10

次にネットワーク。

今回起動する仮想マシンはホスト含めたネットワーク内にある他のマシンからもアクセス可能としておくので、 「ネットワーク」の設定にて、「アダプタ 1」の割り当てを「ブリッジ アダプタ」としておく。

create-virtual-machine-16

最後に、先にダウンロードしておいた iso ファイルを仮想マシンから参照できるように、CD/DVD ドライブにセットしておく。
「ストレージ」の設定にて、CD のマークの「空」となっている部分を選択し、「CD/DVD ドライバ」の CD のマークを押下した状態で、「仮想 CD/DVD ディスクファイルの選択」をクリックし、先にダウンロードしておいた turnkey-redmine-11.0-lucid-x86.iso を選択する。

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先ほど「空」になっていた CD のマークのところに、選択したファイル名が表示されている。

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以上で、仮想マシンの作成、及び、設定は完了。

「3. Redmine 仮想アプライアンスのインストールと起動」の手順は、手間要らずでプロジェクト管理ツール Redmine を導入する - VirtualBox 編 (その 2) に続く。